2010年12月25日土曜日

雪の餘部、鳥取


改修された餘部鉄橋を渡って 鳥取方面へ旅をしました。当初 餘部で列車を下りて 新しくなった鉄橋を見上げる予定でしたが 折からの吹雪でギブアップし、列車から見下ろすこととなりました。ここのあと 日本海側一帯が何日も豪雪に閉じ込められるとは神のみぞ知るですね。いずれにしても雪に埋もれる村は これから厳しい冬ごもりに向かうのでしょう。

列車から外を見た動画;
http://www.youtube.com/watch?v=yExd7FZ5Bmo



鳥取砂丘では 雪はほとんど止みましたが その代わり強風が吹きすさぶ荒天となりました。砂丘を歩いた足跡をみると 砂の下に雪の白い層が見えて、積雪の上に砂が乗っていることを知りました。ハーゲンダッツのアイスモナカみたいな感じ。


早々に 岡山まで南下。 街のアーケードの中で イベント用に「氷のカップにキャンドルを浮かせた飾り付け」が幻想的なイメージでした。

2010年11月27日土曜日

紅葉の古都へ

奈良の秋 そこかしこの紅葉で すごい!
今年は全国的に紅葉が美しいと評判高かったものですから 出来るだけ写真を撮ろうと頑張りました。こんなに秋の美しい国が 世界中にあろうか?と 思うのですが いかがでしょう。
この美しい自然と文化を衰退させてはいけないですねえ。

スライドショーはここをクリックして下さい
紅葉の奈良へ                              



東大寺の北
 


談山神社遠景

 


2010年11月24日水曜日

書寫山圓教寺と好古園

西国大二十七番札所 書寫山 圓教寺は 姫路駅からバスに30分ぐらい乗り、ロープウエーで登った山の上にあります。比較的最近にも  行ったのですが、今ちょうど紅葉の真っ盛りということで もみじ狩りとお参りをしてきました。平日でしたから、それほど混んでいなくて 心静かに圓教寺ともみじを楽しめました。期待以上の大スケールで いろいろな「もみじ」見ることが出来て 大満足です。
帰路に姫路城横の好古園に寄りました。ここは比較的新しい日本庭園で お月見やもみじの時期に訪れるのが良いと知ってはいたのですが 今回初めてタイミング良くライトアップにも恵まれて大変幸運な姫路行でした。

スライドショー⇒  書寫山圓教寺と好古園







好古園



2010年11月22日月曜日

丹沢ヤビツ峠→塔ノ岳へ

11月19日 早朝に東京を発って 丹沢の代表登山コースを歩いてきました。
前夜 山頂付近は吹雪で寒かったとのことですが この日の天候は 午前中はすっきり晴れて、風もなくコンディションは良好。 二ノ塔付近から富士山が良く見渡せました。


二ノ塔から富士を見る

三ノ塔付近に到着した頃は 空に雲がふえて来ましたが まだ富士の眺めは良好でした。鎌倉方面、江ノ島、真鶴岬から伊豆方面 ならびに大島まで 相模湾全体の壮大なパノラマを見ることができました。
これから塔ノ岳へ登ってゆく尾根筋と 一気に7.4キロ下る大倉尾根を眺め心ワクワク。





三ノ塔から塔ノ岳への尾根筋と下りの大倉尾根を見渡す

塔ノ岳では 雲がちの空となり 富士はかろうじて頂上が見えるだけになってしまったのが 残念。

塔ノ岳から富士を見る

近寄っても逃げない鹿_目だけこちらを見ているような感じ



2010年11月15日月曜日

紅葉の寸又峡へ

寸又峡は 東京から何とか日帰りで行ってこられる 紅葉ポイントといえます。 平日だったこともあり 大井川鉄道のSLは 大勢の高齢者を乗せて ゆっくりゆ~くりと峡谷の玄関口へ進んでゆきました。寸又峡界隈の山々は ちょうど紅葉の盛りで、エメラルドブルーの川面と 赤・緑・黄色の錦絵の山を十分堪能させてくれました。




  

2010年10月28日木曜日

播磨路の古刹 鶴林寺鶴林寺

鶴林寺は 兵庫県加古川市にある天台宗の寺。通称、刀田の太子。
秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子の令旨を奉じて建立したということです。
加古川駅から バス等あまり便がいいとはいえませんが 歩いても30分とかかりません。

本堂、太子堂は国宝。その他重文は18点と 文化財の多い寺です。
太子堂、常行堂は平安時代建立 本堂、鐘楼、行者堂、護摩堂は室町時代 その他平安、鎌倉、室町時代のものが目白押し。しかも自由に写真を撮らせてもらえました。
本堂の棟構造は すばらしく厳重で 係の人に伺ったところ 阪神淡路大地震でも何ともなかったそうです。大きな屋根を支えて 持ちこたえたのですから驚きです。

鬼瓦が大きくて印象的。屋根の上に乗ってる装飾瓦もおもしろい。玄関の軒下に鶴をあしらった彫り物や 屋根そのものが羽ばたくようなデザインになっている建物もあります。



スライドショー;  播磨路の古刹 鶴林寺




本堂



常行堂



鐘楼


2010年10月23日土曜日

彦根 龍潭寺

臨済宗妙心寺派 旧彦根藩主 井伊家菩提寺
東京-大阪間を幾度となく往復しておきながら 彦根や長浜辺りは、ほとんど寄り道をしたことがありません。今回友人に勧められて訪れたお寺です。だるまでら りょうたん寺と読むのだそうです。

もとは遠州に開基した寺を1600年に井伊直正が佐和山城主となったのを機にこの地に移設開山したと 資料には書かれています。近郊に十余りの末寺をもつ巨刹で 日本の造園専門学を教える
禅寺だそうです。

枯山水の庭は こじんまりしていますが 素人には親しみやすいのと、書院東庭は借景式の蓬莱池泉庭となっています。森川許六の手による 襖絵が多く開放されていて 写真を自由に撮らせてもらえたのは おおらかで結構でした。

スライド 彦根 龍潭寺


龍潭寺山門





方丈南庭 ふだらくの庭



獅子の間 牡丹図/唐獅子 森川許六筆 





2010年10月14日木曜日

紅葉の御嶽山へ


福島関所の観光用水場再現

天気予報を見ながら 直前に決心して御嶽の紅葉を楽しんできました。ネット情報では、八合目の紅葉は そろそろ終盤に掛かっていると言うことでしたから 最後のチャンスだったみたいです。
初めての御嶽山ですが 思ったより高齢者の登山が多く またリピーターが多いのに驚きました。
好天に恵まれれば やみつきになりそうな山でした。



寝覚ノ床
 新宿から高速バスで木曽福島まで。この日は軽く 旧街道、関所跡や寝覚ノ床を散策するのに留め、翌日の登山に備えました。 


スライドショーはこちらから フルスクリーンでどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=_FGOvYP4MLw




八合目から見上げた御嶽山
 動画素材も編集しておきましたが、内容は大きくは変わりません。
ロープウエーの乗り場に行く途中に 霊場を通ります。 撮影はほんの少しですが 信仰の山らしい雰囲気が感じられました。ゴンドラの中でたまたま乗り合わせた人たちの会話や 水のせせらぎから 臨場感が伝わります。三ノ池に向かっている途中で 紅葉の奇麗な沢を幾つか横切りました。山の上に豊富な水源があるのでしょう 思いがけない滝を見ることが出来ました。

映像はこちらから


2010年10月6日水曜日

何年ぶりかの明治神宮

 原宿の用事が思いがけず早く終わって、時間が有ったのと天気が良かったのとで  久しぶりに明治神宮へ寄ってみました。 菖蒲園に入ろうとすると なにやらただならぬ「気配」が漂っておりました。受付のお姉さんから 「井戸の待ち時間が40分」「現場の状況はわからない」 などと 訳のわからぬことを言われてキョトンとしてしまいました。

後で わかったのですが 苑内一番奥の井戸が たいそう御利益のある井戸なのだそうで 携帯でその写真を撮って壁紙にすると願い事が叶うのだとか。 今 女性に大変な人気が出て 日によっては見学のために何時間も待つほどの過熱ぶりだそうです。

明治神宮のホームページから ぱくり
「明治神宮の御苑の中に都会では珍しい湧水の井戸があります。東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60リットルの水量があり、昔から「清正井(きよまさのいど)」といわれ加藤清正が自ら掘ったとされています。」

なるほど 若い女性が ワンサカわんさ でした。

井戸はというと こんなのです。 係員が付きっきりで
「飲んではいけない」 「井戸の中に手を入れてはいけない」
「写真を撮った方は あとの方と交代して下さい」
と言ってます。
この井戸に向かって 手を合わせてる娘さんがいましたが、そのときは 願い事が叶うなどということは知らなかったので 「なにやってんだろう?」 と思いました。

私はというと 帰り道で歩道の中に踏まれず育ったキノコに感動し

苑内の池の周りに集まって 野鳥の出現を日長一日待っている体力も財力もある恵まれた方々の 「カワセミ などはしょっちゅう現れる」という発言に興味津津です。 もう少したって小春日和の日に弁当もってカワセミ撮影に来ようと思った次第です。

2010年9月18日土曜日

追憶のマニラ

もう15年も前になてしまいました。 美しさと混沌が交錯するPHILIPPINESの記憶が朦朧とする一方で 美しかったイメージは 突然よみがえるものですね。もう少し追憶の世界に浸ってみようかと思っています。
         

                動画         追憶のマニラ

2010年8月23日月曜日

八丈島の旅


八丈島はひょうたん型の島。 数万年前に活動を始めた三原山と、一万年前に新しく活動を始めた八丈富士がつながって、形成されたためです。
八丈冨士は周りを絶壁に囲まれて 釣りやダイビングのメッカとなって居ますが、民家はそれほど多くありません。山腹に環状道路や牧場があり、牛が放牧されていて ムシャムシャ音をたてて草を食っているのが いかにも牧歌的。
三原山は雨水の浸食が進み 樹木も多く 保水力があるため、滝や温泉が多く見られます。長年の間に地下水を封じ込める構造が形成されて 高温地下水による地熱発電も可能で 島の必要電力の3分の1は地熱発電でまかなっているのだそうです。その余熱利用で温室栽培も行われ、風力発電も行われるエコの島なのです。町営の温泉がいくつかありますが、ふれあいの湯に向かうお年寄りの軽やな足取りが 映像で見ていただけます。そのほかにも 見晴らしの湯など 文字通りの大パノラマ露天風呂が楽しめます。
玉石で有名な横間海岸を見下ろすカルデラ壁に壮大な空中道路と展望台があり絶景を楽しめます。玉石垣にまつわる歴史的な興味深い話。その昔、勝手に生きてゆけと放り出された流刑人の貴重な働き口として 海岸から玉石を1個運ぶと、おにぎり一つもらえたとか。石の重さはわかりませんが 相当重いことは容易に想像できます。
植物公園には この時期光るキノコを見るツアーが毎夜開催されていました。ボランティアによる楽しいガイド付きが 無料とは・・・







ホテルは SEA PIROSSというインドネシア民芸風を取り入れた 明るく近代的なデザインの建物とインテリア。社長が自ら設計して作らせたとか。全室禁煙というのも大変気に入りました。竹芝桟橋からの船が入る底土港の至近距離に有りながら ホテル前は海水浴場で、アオウミガメや浜千鳥が戯れる 自然を残し 八丈富士、三原山を見上げるナイスポイントにありました。それでも ここは 東京都なのです。


動画をどうぞ






















2010年8月9日月曜日

四国遍路の旅

四万十川には一度行ってみたいと思っていました。空路高知へ飛んで ほとんど50年ぶりの桂浜、竹林寺、牧野富太郎植物園、よさこい前夜祭のあと 
桂浜1



桂浜2
竹林寺

牧野富太郎植物園にて
   



念願の四万十へ。

四万十川の動画をどうぞ


窪川から入って沈下橋を見ながら下流へと進みました。途中 人目を避けるが如き 一の又渓谷温泉の一軒宿を訪ね、渓谷とかろうじて共存している様を見てきました。
一の又渓谷温泉














四万十川にかかる 沈下橋からは 日本的なあえて逆らわない発想が 透けて見えます。そんな中でも 抵抗を減らす工夫も見られます。




 四国屈指の名湯といわれる小薮温泉は、愛媛県松山から南へ60キロほど入った所にあります。大正時代に建てられたという一軒宿は 近代的ではありませんが、たまたま同宿の旅人どおし、一ついろりを囲んで食事をしたり よもやま話に花をさかせます。
温泉下流の深い渓谷には神の宿る神々しさが有り、温泉から上流へ足を伸ばすと 棚田、栗林、花が咲き、鳥や虫の声しか聞こえてこない のどかな風情のある土地でした。

小薮温泉の動画をどうぞ


佐田岬灯台からは 九州関崎や高島が間近に見えます。
この流れが 関鯖 関アジを 美味にするのでしょう。
佐田岬灯台 遠方は関崎




漁船が渡る
風車には絶好のロケーション

バスで明石海峡を渡って