2010年10月28日木曜日

播磨路の古刹 鶴林寺鶴林寺

鶴林寺は 兵庫県加古川市にある天台宗の寺。通称、刀田の太子。
秦河勝(はたのかわかつ)が聖徳太子の令旨を奉じて建立したということです。
加古川駅から バス等あまり便がいいとはいえませんが 歩いても30分とかかりません。

本堂、太子堂は国宝。その他重文は18点と 文化財の多い寺です。
太子堂、常行堂は平安時代建立 本堂、鐘楼、行者堂、護摩堂は室町時代 その他平安、鎌倉、室町時代のものが目白押し。しかも自由に写真を撮らせてもらえました。
本堂の棟構造は すばらしく厳重で 係の人に伺ったところ 阪神淡路大地震でも何ともなかったそうです。大きな屋根を支えて 持ちこたえたのですから驚きです。

鬼瓦が大きくて印象的。屋根の上に乗ってる装飾瓦もおもしろい。玄関の軒下に鶴をあしらった彫り物や 屋根そのものが羽ばたくようなデザインになっている建物もあります。



スライドショー;  播磨路の古刹 鶴林寺




本堂



常行堂



鐘楼


2010年10月23日土曜日

彦根 龍潭寺

臨済宗妙心寺派 旧彦根藩主 井伊家菩提寺
東京-大阪間を幾度となく往復しておきながら 彦根や長浜辺りは、ほとんど寄り道をしたことがありません。今回友人に勧められて訪れたお寺です。だるまでら りょうたん寺と読むのだそうです。

もとは遠州に開基した寺を1600年に井伊直正が佐和山城主となったのを機にこの地に移設開山したと 資料には書かれています。近郊に十余りの末寺をもつ巨刹で 日本の造園専門学を教える
禅寺だそうです。

枯山水の庭は こじんまりしていますが 素人には親しみやすいのと、書院東庭は借景式の蓬莱池泉庭となっています。森川許六の手による 襖絵が多く開放されていて 写真を自由に撮らせてもらえたのは おおらかで結構でした。

スライド 彦根 龍潭寺


龍潭寺山門





方丈南庭 ふだらくの庭



獅子の間 牡丹図/唐獅子 森川許六筆 





2010年10月14日木曜日

紅葉の御嶽山へ


福島関所の観光用水場再現

天気予報を見ながら 直前に決心して御嶽の紅葉を楽しんできました。ネット情報では、八合目の紅葉は そろそろ終盤に掛かっていると言うことでしたから 最後のチャンスだったみたいです。
初めての御嶽山ですが 思ったより高齢者の登山が多く またリピーターが多いのに驚きました。
好天に恵まれれば やみつきになりそうな山でした。



寝覚ノ床
 新宿から高速バスで木曽福島まで。この日は軽く 旧街道、関所跡や寝覚ノ床を散策するのに留め、翌日の登山に備えました。 


スライドショーはこちらから フルスクリーンでどうぞ
http://www.youtube.com/watch?v=_FGOvYP4MLw




八合目から見上げた御嶽山
 動画素材も編集しておきましたが、内容は大きくは変わりません。
ロープウエーの乗り場に行く途中に 霊場を通ります。 撮影はほんの少しですが 信仰の山らしい雰囲気が感じられました。ゴンドラの中でたまたま乗り合わせた人たちの会話や 水のせせらぎから 臨場感が伝わります。三ノ池に向かっている途中で 紅葉の奇麗な沢を幾つか横切りました。山の上に豊富な水源があるのでしょう 思いがけない滝を見ることが出来ました。

映像はこちらから


2010年10月6日水曜日

何年ぶりかの明治神宮

 原宿の用事が思いがけず早く終わって、時間が有ったのと天気が良かったのとで  久しぶりに明治神宮へ寄ってみました。 菖蒲園に入ろうとすると なにやらただならぬ「気配」が漂っておりました。受付のお姉さんから 「井戸の待ち時間が40分」「現場の状況はわからない」 などと 訳のわからぬことを言われてキョトンとしてしまいました。

後で わかったのですが 苑内一番奥の井戸が たいそう御利益のある井戸なのだそうで 携帯でその写真を撮って壁紙にすると願い事が叶うのだとか。 今 女性に大変な人気が出て 日によっては見学のために何時間も待つほどの過熱ぶりだそうです。

明治神宮のホームページから ぱくり
「明治神宮の御苑の中に都会では珍しい湧水の井戸があります。東京都の調査では水温は四季を通じて15度前後と一定していて、毎分60リットルの水量があり、昔から「清正井(きよまさのいど)」といわれ加藤清正が自ら掘ったとされています。」

なるほど 若い女性が ワンサカわんさ でした。

井戸はというと こんなのです。 係員が付きっきりで
「飲んではいけない」 「井戸の中に手を入れてはいけない」
「写真を撮った方は あとの方と交代して下さい」
と言ってます。
この井戸に向かって 手を合わせてる娘さんがいましたが、そのときは 願い事が叶うなどということは知らなかったので 「なにやってんだろう?」 と思いました。

私はというと 帰り道で歩道の中に踏まれず育ったキノコに感動し

苑内の池の周りに集まって 野鳥の出現を日長一日待っている体力も財力もある恵まれた方々の 「カワセミ などはしょっちゅう現れる」という発言に興味津津です。 もう少したって小春日和の日に弁当もってカワセミ撮影に来ようと思った次第です。